「英語学習には洋書をたくさん読むのがいいと聞いて読んでみたけれど、分からない単語を辞書で調べるのは時間がかかるし面倒になってきちゃった。これじゃあ多読どころか1冊だって読み終われないよ。」…と挫折して自己嫌悪。
こんな経験ありませんか?
私はあります。
「自分には洋書を読む根性が足りないんだ。」と長年小さなストレスを抱えていた私でしたが、電子書籍のKindleで洋書を読み始めて気づいたら1冊最後まで読めてしまいました!
その最大の理由は、Kindleの辞書機能が最高に便利だから。
その他にも、Kindleには洋書多読と相性の良い魅力がたくさんあります。
私のように「洋書多読に挑戦したいけれどいつも挫折しちゃう。」
「洋書多読をもっと身近に楽しみたい。」
そんなあなたに役立つKindleの魅力をご紹介します。
なお本記事では、Kindle (2019年発売)とKindle Paperwhite (2018年発売)の共に第10世代端末について書いています。
それではいってみましょう!
洋書多読に最適なKindle7つのメリット
1. 数秒以内でわからない単語の意味を調べられる
Kindleの辞書検索機能は洋書多読をする最大のメリットです!
【辞書】わからない単語を長押しすると、そのページから離れることなく単語の意味を辞書で表示出来る。洋書では英英辞書と英日辞書が選べる。
通常洋書を読む場合、気になった単語は辞書なりインターネットなりで調べますよね?
それがKindleなら、本体1台さえあればいつでもどこでもその場ですぐに出来てしまうんです。これで洋書多読に集中しやすくなります。
しかも、一度調べた単語は自分だけの単語帳として自動で保存されます。フラッシュカードの機能もあるので単語の復習に役立ちますね。
他にも、同じように単語を長押しすることで以下の機能も活用出来ます。
- 【Wikipedia】wi-fiでつながっている場合、Wikipediaで単語の説明を検索できる
- 【翻訳】wi-fiでつながっている場合、英語から日本語への翻訳結果が見られる。
- 【ハイライト】単語は長押し、文章は指でなぞってハイライトを引くことができる。
- 【メモ】気になった単語や文章に自分なりのメモを残すことができる。
2. 難しい単語の説明を自動表示できる
【Word Wise機能】この機能を設定すると、難しい英単語の上に分かりやすく説明された英文が自動で表示される。
辞書を表示させる頻度もぐっと減って、更にスムーズに洋書を読み進めることが出来ます。
3. オーディオブック購入で洋書を耳から学習できる
【Audible】オーディオブックを購入して洋書を英語で聴くことが出来る。
これで単語の発音を確認したり、リーディングを強化することが出来ます。
ただし、Kindle端末にはイヤホンジャックがありません。ワイヤレスのイヤホン、ヘッドホン、スピーカーか変換アダプタを追加購入する必要があります。もしくは、スマホにキンドルのアプリをダウンロードしてスマホで聴くかですね。
4. 2万冊以上のクラシック洋書等が無料で読める
【無料】著作権切れなどの理由の洋書が無料でダウンロードできる。例えば『オズの魔法使い』や『不思議の国のアリス』等。
洋書って高いイメージですよね?一般的な書店では取り扱っている洋書のバリエーションもそんなに多くなし、よっぽどの熱意がない限り洋書探しは後回しにしてしまいがちです。
Kindleなら無料本も多く、ネット環境とAmazonアカウントさえあれば読みたいと思ったその場ですぐに購入出来るので、洋書に対する敷居がぐんと低くなります。
私のおすすめは、まずスマホに無料でダウンロードしたKindleアプリで無料のクラシック洋書を読んでみて、気に入ったら更に便利なKindle端末購入を検討するという順番です。
この方法だと、Kindleの仕組みをお金をかけずに体験できます!
5. 目に優しく読みやすい
【E Ink技術】紙の印刷物のように表示される。
【フロントライト方式】ディスプレイの表面を照らす仕様で直接目を照らさないから、まぶしい感じがなく目が疲れにくい。因みにスマホやタブレットは、目に向けて光を当てるバックライト方式。
【電子ペーパー技術】反射光を利用するため、明るい日差しの中でも問題なく読むことができる。ディスプレイに強く光が反射するスマホやタブレットと比べるとこの違いは感動もの。
更に文字サイズや明るさを自分好みに調整して、目に優しく使い続けることが出来ます。
6. 軽くてコンパクト、そのうえ大容量
【重量】モデルや仕様によって変わるが、だいたい170〜190g。
【サイズ】モデルや仕様によって変わるが、だいたい167 mm(縦) x 116 mm(横) x 8.18 mm(幅)。
サイズと重さは一般的なコミック(新書版)とだいたい同じで、幅はボールペンよりも若干薄いか同じくらいなので、カバンの中でも邪魔になりません。
ちなみにリンゴの平均的な重さは300g、小ぶりなもので200gですから、Kindleは余裕でリンゴよりも軽いです。予想通りでした?
【容量】端末1台に一般的な書籍なら数千冊、クラウド上では容量無制限で保存できる。
紙の本が増えないから本棚のスペースを気にせず、部屋がすっきりします。
7. 長時間利用可能な優秀バッテリー
【バッテリー】ワイヤレス接続をせずに1日30分使用した場合、約4時間の充電で数週間利用可能。
これで外出先でも充電切れを心配することなく読書に没頭できます。
海外移住者や留学生は電子書籍端末を持っていると大変便利です
私がアメリカに移住してきた3年前、引越し荷造りで頭を悩ませたのが重たい書籍をどうするかでした。
結局数十冊を船便で送り、高い出費になりました。
あの頃電子書籍で本を持っていたら、随分お金と労力を節約できたなと思います。
ただKindleの海外での使用には注意点があって、日本以外の国から日本のアマゾンで購入できる書籍には冊数の制限があります。今現在だいたい5冊くらいと言われています。税金の関係だそうです。
なので私は、日本語の書籍は一時帰国した時にまとめ買いしています。それでもスーツケース内で使うのはコミック本一冊文の重量とスペースなんて凄くないですか?
またバッテリー容量も大きいので、長時間のフライト中の読書にも最適です。
6つのデメリット
ここまでKindle端末のメリットについて話してきましたが、紙の本と比べた時のデメリットもいくつかあります。
1. 目当てのページが探しづらい
目的のページを探す時、紙の本ならぺらぺらめくって感覚的に探せますよね?電子書籍はそれが出来ないので、ページの移動操作に慣れるまでは少しもどかしさを感じてしまいます。
2. 図表等が見づらい
以前購入した書籍に細かい表がついていたのですが、その字が小さすぎて私のKindleでは判別出来ない記述があり残念でした。
3. 貸したり売ったりできない
Kindle用に購入した電子書籍は個々のAmazonアカウントごとに保存されるため、購入済みの書籍を他のアカウントへ移動して貸し借りをしたりすることができません。
また電子書籍には古本屋というサービスがないので、読み終わった書籍を売ることもできません。
4. 反応が遅い
普段スマホやタブレットを使用している分、Kindle端末の反応速度は遅いと感じてしまいます。ほんの数秒の差なんですけどね。ただ辞書を引いたりする時間を考えると断然メリットの方が大きいです。
ちなみに、スマホやタブレットにダウンロードしたKindleアプリであれば反応速度に問題はありません。
5. 充電しないといけない
1度の充電で数週間もつ優秀バッテリーとはいえ、紙の本と比べてしまうとデメリットですね。ソーラーパネルを搭載して自動的に充電してくれたらいいのに…。
6. Kindleの事業が終了したら購入済みの書籍はどうなるか分からない
AmazonがKindleのサービスを終了すると、今まで購入した書籍はどうなってしまうのでしょうか。
私が調べた範囲内では、Kindle端末に保存してある本は端末が故障するまでは読み続けられます。
またある会社の過去の事例では、他社のサービスへデータ移行を行ったりしたこともあったようです。
Amazonは世界的大企業ですから、購入済みのデータを全て失う等のリスクは低いとは思いますが。
まとめ
いかがでしたか?
なお洋書多読には、自分の英語レベルにあった興味のある本を選ぶのもポイントです。
便利な辞書機能、軽くてコンパクト等々、Kindleの利点を最大限活用し、洋書を読むハードルを下げてどんどんステップアップしていきましょう!
ではまたね!
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