映画『ノープ』の中でひときわ印象に残った、チンパンジーのゴーディーが暴れるシーン。
不自然に直立した靴の意味が気になって仕方ない。
ネットに挙げられた考察を参照して、納得した答えをまとめたよ。
チンパンジーのゴーディーが暴れるシーンの元ネタと思われるような、実際に起こった事件についても紹介するね。
お楽しみに!
直立した靴は「目を見てはいけない」ルールへの伏線だった
結論から言うとそう言う事です。
まず、問題のシーンを振り返ってみましょう。
『ゴーディーズホーム』というテレビ番組の収録中、風船が割れる音と同時にチンパンジーのゴーディーが攻撃的になり、共演者を襲い始める。
机の下に隠れ、怯えながらその様子を見ていた子役俳優のリッキーは、不自然に直立した一足の靴に目を奪われる。
その間に、リッキーの居場所に気づいたゴーディーが机に近寄ってくる。
テーブルクロス越しに向き合う両者。
すぐそばまで来たゴーディーは、何故かリッキーを攻撃する様子はなく、片方の拳を伸ばしていつも通りの挨拶をしようする。
しかし二人が拳を合わせる前に、ゴーディーが射殺される。
リッキーはゴーディーの目を直視しなかったから助かった
野生的になっていたゴーディーがリッキーに気づいて近づいてきた時、リッキーは直立した靴という奇跡的な現象に気を取られていたので、ゴーディーの目を直接見ていませんでした。
それがゴーディーの攻撃を受けずに済んだ理由だったと言えるのではないでしょうか。
一般的にも、野生動物と視線を合わせる行為は、威嚇していると思われるので避けるべきだと言う説がありますよね。
目を見るなという伏線
つまり直立した靴は、興奮状態にある生き物と視線を合わせてはいけないという、本作の重要なポイントへの伏線となる物だったと言えます。
因みにこの事件が起こっていた間、撮影スタジオの照明は正常のままだったので、宇宙人の影響で靴が直立したとかゴーディーは操られていた等の可能性はないと思われます。
直立した靴はあくまで偶然、凶暴化したゴーディーは野生動物の本来の姿であったと。
実際に起きた!チンパンジーに人が襲われた事件
2009年、アメリカの個人宅で飼われていたチンパンジーのトラビスが、飼い主の友人の顔面や両手を食いちぎり、その後通報で駆けつけた警官によって射殺されるという事件が起こりました。
映画『ノープ』と同じく、トラビスはテレビ番組やコマーシャルにも出演したことのあるアニマルアクターでした。
この事件で攻撃を受けた女性は奇跡的に助かったものの、顔面と両手を失ってしまいました。
事件から9ヶ月後に出演したテレビ番組で、治療後の様子を公開しています。
11:45あたりで帽子を取って顔を見せます。
映画内でも、被害に遭った元子役の女性がベールで顔を隠していたよね。
それから7年後のテレビ出演時には、顔面の移植手術を受けた後の様子を見せてくれています。
まとめ
今回は直立した靴に関する一つの考察と、実際にあったチンパンジーの事件を紹介しました。
映画『ノープ』、みんなはどういう感想を持った?
主人公の妹のファッションが、カジュアル古着みたいな感じでどれも好みだった!
5年前に話題を呼んだ映画『ゲット・アウト』と同じ監督・脚本のジョーダン・ピールさんの作品っていうのもポイント高いよね。
M・ナイト・シャマラン監督の作品っぽさもあるから、そういう雰囲気が好きな人におすすめできる映画でもある。
みんなで感想を言い合おう♪
ではまたね!
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