アメリカのレストランでのチップについて…
「いくら払えば良いの?」
「どうやって払うの?」
と疑問に思っているあなたに、
以下3点を解説していきます。
レストランでのチップは15〜20%位が丁度良い
税金を含む前の合計金額×0.15(15%)もしくは、0.2(20%)払えば間違い無いでしょう。
例えば、以下のようになります。
- $10の食事をしたら→チップは$1と50セント(15%)もしくは$2(20%)
- $50の食事をしたら→チップは$7と50セント(15%)もしくは$10(20%)
- $100の食事をしたら→チップは$15(15%)もしくは$20(20%)
そして、あまり良い接客ではなかったと感じた場合には10%にすることもできます。
ちなみに10%以下にすることも可能ですが、あまりに低いと稀に理由を尋ねられたり、次回以降の来店時にないがしろにされる可能性があるのであまりお勧めしません。
現金か、クレジットカードで払う
チップを現金で払うか、クレジットカードで払うかによって、3通りの払い方ができます。
ちなみにアメリカのレストランでは、客がレジスターまで伝票を持って行って支払うのでは無く、席でお会計を済ませるスタイルが一般的です。
全て現金で払う場合
以下A、Bいずれかの方法をとります。
A. 食事代金+チップ込みの現金をウェイター、ウェイトレスに渡す。
その時に「チップも含まれているからお釣りは要りません」と伝える。
Please keep the change.
「お釣りはチップとして取っておいて下さい。」
もしくは、
The rest is yours.
「残りはあなたの取り分です。」
B. まず食事代金分の現金をウェイター、ウェイトレスに渡す。
その後お釣りがあれば受け取って、チップ分の現金をテーブルに置いて行く。
Can I have my change, please?
「お釣りをもらえますか?」
もしくは、
I need the change.
「お釣りいります。」
全てクレジットカードで払う場合
- まずクレジットカードで食事代金を払う。
- 受け取ったレシート(店舗控え/Merchant Copy)にチップの金額、合計金額を記入、サインをする。
- サインをしたレシート(店舗控え/Merchant Copy)をテーブルに残して行く。(レストラン側がチップ代金を後でレジ入力します。)
レシートに、TipではなくGratuityと書かれている場合もあります。
GratuityとはTipのことなので、その場合はGratuityの欄にチップの金額を記入します。
会計はクレジットカード、チップは現金で払う場合
- まずカードで食事代金を払う。
- 受け取ったレシート(店舗控え/Merchant Copy)のチップ欄に”cash”もしくは横線などを引く。
合計金額を記入、サインをする。 - サインをしたレシート(店舗控え/Merchant Copy)とチップ分の現金をテーブルに残して行く。
払い過ぎを避けたい時に確認してほしいポイント
税金やその他諸費用までチップの計算に含める必要はない
チップは、最終的に出される合計額よりも上の段に書かれている税金加算前の小計額に対して計算しましょう。
その他諸費用とは、レストランによって加算される事があるカード決済時の手数料(Card Surcharge)等です。
既にサービス料が含まれている場合、チップの二重払いに注意
レシートにサービス費用(Service Charge)と書かれていて、お勘定に加算されている場合、要するにチップを先取りしているので、追加でチップを払う必要はありません。
しかし例えばお店側から加算されたサービス費用は18%だったが、それ以上に素晴らしいサービスを受けたと感じたら、もちろん何%か追加でチップを足すという太っ腹な事もできます。
ファーストフードやフードコートではチップ不要
席まで注文を取りに来たり、料理を運んでくれたり、食べ終わった皿を下げてくれたりといったサービスの無い飲食店では、基本的にチップは必要ありません。
しかし、サンドイッチ屋さんやタピオカドリンク屋さん等、レジ横にチップ用のカップや空き瓶が置かれている場合もあります。
またカード払い後の電子サインを求める際、チップ入力を促すシステムも増えてきています。
本来ならチップが不要だったはずの場所でも、お店側が会計中に確認できるのでチップを無しにすると心なしか、気まずくなりますのでご注意ください(笑)
少額とは言え、目の前でチップの金額や有無を待たれるのは、なかなかのプレシャーです。
おまけ/『郷に入っては郷に従え』ってやつですか?
先日、母の日にオンラインでお花を注文したら、花束を作ってくれる人へのチップと、デリバリーしてくれる人へのチップ、それぞれ個別で記入する欄があって、なんだかなぁとため息が出ました。
チップをケチったらイマイチな花束にされたり、デリバリーも雑にされたりするのかなと心配になり、なんだか人質をとられているような気分になりました。
チップはサービスに対する対価とよく言われるけど、サービスという労働に対する対価は雇い主がお給料として支払うか、もしくは価格に含めてほしいぜ。
そういう風に感じるのは、日本文化の中で育ったからなのかもしれないね。
異文化圏に住ませてもらっている以上、その土地のやり方に合わせていく事も時には必要なのよ。
バランスを見ながらね…。
まとめ
いかがでしたか?
慣れてしまえばなんて事ない、レストランでのチップの支払い方法についてでした!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ではまたね!
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